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ソフトウェア | Tivoli Storage Manager Version 5.5.1 |
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Tivoli Storage Manager Version 5.5.3 | |
OS(作業日) | Vine Linux 4.2 2008/11/19 |
導入領域 | /opt/tivoli/tsm |
消費ディスク容量 | 約50MB(プログラム領域のみ) |
クライアントモジュールのインストール †
クライアントはAPIモジュールを先に導入する必要がある。
# rpm -ivh TIVsm-BA.i386.rpm エラー: 依存性の欠如: TIVsm-API = 5.5.0 は TIVsm-BA-5.5.0-0.i586 に必要とされています
# rpm -ivh TIVsm-API.i386.rpm 準備中... ########################################### [100%] 1:TIVsm-API ########################################### [100%] Postinstall of the API TSM Linux API installation complete. Be sure to set up the configuration files! # rpm -ivh TIVsm-BA.i386.rpm 準備中... ########################################### [100%] 1:TIVsm-BA ########################################### [100%] Postinstall of the Backup Archive client TSM Linux client installation complete. Be sure to set up the system configuration file before starting the client!
PTFの適用においてパッケージ依存関係によりupdateできないため強制上書き導入を行う。
# rpm -Uvh TIVsm-API.i386.rpm エラー: 依存性の欠如: TIVsm-API = 5.5.0 は (インストール済み)TIVsm-BA-5.5.0-0.i586 に必要とされています TIVsm-API = 5.5.0 は (インストール済み)TIVsm-msg.ja_JP-5.5.0-0.i586 に必要とされています
# rpm -Uvh --nodeps TIVsm-API.i386.rpm 準備中... ########################################### [100%] 1:TIVsm-API ########################################### [100%] Postinstall of the API TSM Linux API installation complete. Be sure to set up the configuration files! # rpm -Uvh --nodeps TIVsm-BA.i386.rpm 準備中... ########################################### [100%] 1:TIVsm-BA ########################################### [100%] Postinstall of the Backup Archive client ln: `../../lang/en_US' への シンボリックリンク `/opt/tivoli/tsm/client/ba/bin/en_US/en_US' を作成します: ファイルが存在します TSM Linux client installation complete. Be sure to set up the system configuration file before starting the client! # rpm -qa | grep TIV TIVsm-API-5.5.1-4 TIVsm-BA-5.5.1-4
クライアントの設定 †
- ライブラリパスの追加
TIVsm-APIをライブラリパスに追加する。(defaultでは/opt/tivoli/tsm/client/api/bin/)
1.ユーザーの LD_LIBRARY_PATH 環境変数
2./etc/ld.so.conf - ノードの登録
サーバ側で事前にノードの登録を実施しておく。(Installmemo/TSM/regclient) - クライアント設定
- 接続先TSMサーバの設定(dsm.sys)
dsm.sysにTSMサーバに関する情報を登録する。SErvername TSMサーバー名 COMMMethod TCPip TCPPort TSMポート番号 TCPServeraddress TSMサーバーのIPアドレス nodename クライアント・ノード名
- TSMクライアントのオプション設定(dsm.opt)
dsm.opt
- 接続先TSMサーバの設定(dsm.sys)
バックアップ方法 †
バックアップ手順
1.TSMクライアントの起動(ユーザーID、パスワードはノード登録時のIDを使用)
2.selective -subdir=[yes|no] 対象Directory で対象DirectoryがTSMサーバーに保管される。
subdirはサブディレクトリも含めてバックアップ取得を行うか選択する。
3.incremental -subdir=[yes|no] 対象Directory で対象Directoryの増分バックアップがTSMサーバーに保管される。
# ./dsmc IBM Tivoli Storage Manager コマンド行バックアップ/アーカイブ・クライアント・インターフェース クライアント・バージョン 5、リリース 5、レベル 0.0 クライアント日付/時刻: 11/19/2008 10:50:00 (c) Copyright by IBM Corporation and other(s) 1990, 2007. All Rights Reserved. ノード名: INASA02 ユーザー ID <INASA02> を入力してください: inasa02 ユーザー ID "INASA02" のパスワードを入力してください: セッションの確立、サーバー:SERVER1: Linux/i386 サーバーのバージョン 5、リリース 5、レベル 1.1 サーバー日付/時刻 : 11/19/2008 10:50:01 最終アクセス : 11/19/2008 10:45:54 tsm> selective -subdir=yes /home/ 選択的バックアップ機能が呼び出されました。 ディレクトリー --> 4,096 /home/ [送信] ディレクトリー --> 16,384 /home/lost+found [送信] ディレクトリー --> 4,096 /home/user [送信] 通常ファイル --> 829,572 /home/restoresymtable [送信] ディレクトリー --> 4,096 /home/user/.anthy [送信] ディレクトリー --> 4,096 /home/user/.emacs.d [送信] 〜中略〜 通常ファイル --> 43 /home/user/.w3m/w3mel9529iup [送信] 通常ファイル --> 9,251 /home/user/.w3m/.arrived [送信] 通常ファイル --> 43 /home/user/.w3m/w3mel95297Bv [送信] '/home/*' の選択バックアップ処理が障害なしに終了しました。 検査済みオブジェクトの合計数: 305 バックアップ・オブジェクトの合計数: 305 更新したオブジェクトの合計数: 0 再バインド・オブジェクトの合計数: 0 削除オブジェクトの合計数: 0 有効期限切れオブジェクトの合計数: 0 障害オブジェクトの合計数: 0 転送済みバイトの合計数: 20.73 MB データ転送時間: 4.61 秒 ネットワーク・データ転送速度: 4,602.29 KB/秒 集合のデータ転送速度: 2,564.85 KB/秒 オブジェクト圧縮: 0% 経過処理時間: 00:00:08 tsm>
リストア †
- バックアップの一覧表示
tsm> query backup -subdir=yes -inactive /home/
inactive:最新世代以外のバックアップも含めて表示 - リストア
tsm> restore -subdir=yes -replace=all /home/ /restore_dir
replace:リストア先にファイルが存在する場合、強制上書きする。
※リストア先のディレクトリを指定しない場合、バックアップ元のディレクトリにリストアされる。tsm> restore -subdir=yes -inactive -pick /home/
inactive:最新世代以外のバックアップも含めてリストアする
pick:リストア可能なバックアップが複数存在する場合、リストアーするファイルを選択する
バッチ処理方法 †
TSMクライアントを通常に起動すると対話モードになるため、cronなどでバックアップを自動実行する場合は不都合が生じる。そのため、dsm.sysに下記のエントリーを追記することで初回のみユーザーIDとパスワードを対話モードで入力することで暗号化された形式でユーザーID,パスワードがファイルに保管される。次回以降はユーザーID,パスワードの入力を求められない。
passwordaccess Generate
ユーザーID,パスワードは/etc/adsm/TSM.PWDファイルに保管される。TSM.PWDファイルはノード名等も含むためほかのサーバで作成したファイルを流用することはできない。
TSM.PWDファイルが正常に作成された状態で、対話モードで入力したTSMコマンドをTSMクライアントの引数として渡すことで実行できる。
# /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin/dsmc incremental -subdir=yes "/home/" IBM Tivoli Storage Manager コマンド行バックアップ/アーカイブ・クライアント・インターフェース クライアント・バージョン 5、リリース 5、レベル 1.4 クライアント日付/時刻: 11/19/2008 11:46:19 (c) Copyright by IBM Corporation and other(s) 1990, 2008. All Rights Reserved. ノード名: CLIENT01 セッションの確立、サーバー:SERVER1: Linux/i386 サーバーのバージョン 5、リリース 5、レベル 1.1 サーバー日付/時刻 : 11/19/2008 11:46:20 最終アクセス : 11/19/2008 11:46:12 ボリューム '/home/' の増分バックアップ 通常ファイル --> 6,341 /home/user/.viminfo [送信] 通常ファイル --> 4 /home/user/test.abc [送信] '/home/*' の増分バックアップが成功しました 検査済みオブジェクトの合計数: 305 バックアップ・オブジェクトの合計数: 2 更新したオブジェクトの合計数: 0 再バインド・オブジェクトの合計数: 0 削除オブジェクトの合計数: 0 有効期限切れオブジェクトの合計数: 0 障害オブジェクトの合計数: 0 転送済みバイトの合計数: 6.24 KB データ転送時間: 0.00 秒 ネットワーク・データ転送速度: 271,441.91 KB/秒 集合のデータ転送速度: 3.02 KB/秒 オブジェクト圧縮: 0% 経過処理時間: 00:00:02
インストール後のエラー対応 †
- クライアント起動時に言語ファイルセットが見つからないケース
# ./dsmc ANS0101E Unable to open English message repository 'dsmclientV3.cat'.
ソフトリンク切れのケースがあるため、リンクを張り直す。# cd /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin/ # ln -s ../../lang/en_US/ en_US
同様に日本語メッセージファイルのリンク切れが無いかを確認し、リンクを張り直す。ANS0102W Unable to open the message repository /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin /ja_JP/dsmclientV3.cat. The American English repository will be used instead.
日本語メッセージファイルへのリンク作成。# pwd /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin # ln -s ../../lang/ja_JP/ ja_JP
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