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|~ソフトウェア|VMware Player Version 2.5.1 Build-126130|
|~            |VMware Server |
|~            |VMware ESXi  (稼働テスト予定)|
|~ホストOS  |Microsoft WindowsXP SP2|
|~            |Microsoft Windows Vista SP1|
|~マシン        |ThinkPad T61(2GB RAM)|
|~              |PC/AT (4GB RAM)|
|~ドキュメント  |2006/06/01(更新:2008/12/10)|
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#contentsx
VMware Playerはバーチャルマシンの作成こそできないが、多くのバーチャルマシンイメージがインターネット上に公開されている。このバーチャルマシンを用いて様々なOSを導入することができる。また、VMware Serverのツールを組み合わせることでさらにカスタマイズ可能である。
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**Guest OS導入事例 [#a77b8076]
Windows 2000 Server[[Installmemo/vmware/windows]]
Vine Linux 3.2 [[Installmemo/vmware/linux]]

**VMware Playerのインストール [#t9e98fce]
VMware Palyer Downloadサイトより取得したファイルを実行し、インストーラの指示通りインストールを行う。
http://www.vmware.com/download/player/
**VMware browserappの導入 [#s7e9a4eb]
brawserappはVMwareのサイトにあるFirefoxを利用するためだけのバーチャルマシンのイメージである。ベースはUbuntu Linuxである。次のリンクからダウンロードしたBrowser-Appliance.zipファイルを解凍し適当なディレクトリに配置する。
http://www.vmware.com/appliances/directory/80

**BIOSの設定 [#c8e164ca]
ゲストマシンの起動はvmxファイルをダブルクリックすることで起動できる。起動するとゲストマシンのBIOSが起動する。
#ref(vmwareboot.PNG,,50%,)
この画面で次のキーを押すことによりBIOSの設定や起動デバイスの選択が可能になる。
|F2キー|BIOS設定画面|
|F12キー|ネットワークブート|
|ESCキー|起動デバイスの選択|

**仮想ディスクの管理 [#ta0bf2e4]
***SCSIのディスクファイルの利用 [#xc9da67f]
Browser-Applianceの場合、標準状態で10GBのSCSIディスクが1台登録されている。vmxファイルからscsiインターフェース0にSCSI ID:0で登録されていることが分かる。
 scsi0.present = "TRUE"
 scsi0.virtualDev = "lsilogic"
 scsi0:0.present = "TRUE"
 scsi0:0.fileName = "Browser-Appliance.vmdk"
 scsi0:0.redo = ""
ディスクを追加する場合は仮想ディスクファイル(拡張子vmdk)をコピーし、vmxファイルにSCSI ID:1として登録を行う。
 scsi0:1.present = "TRUE"
 scsi0:1.fileName = "disk2.vmdk"
 scsi0:1.redo = ""
これで、10GBのディスク装置が1台追加される。
***IDEディスクファイルおよびIDE CD-ROMの利用 [#jf3557a0]
-ディスクファイルの利用
IDEディスクタイプで作成された仮想ディスクファイルはIDEデバイスとして登録できる。
 ide0:0.present = "TRUE"
 ide0:0.fileName = "disk.vmdk"
 ide0:0.redo = ""
-CD-ROMの利用
CD-ROMはISOイメージをゲストマシンにCD-ROMとして認識させる方法と、ホストOSのCD-ROMドライブをマッピングさせる方法がとれる。
--ISOイメージをマウント
 ide1:0.present = "TRUE"
 ide1:0.fileName = "C:\vmware\SHARE\linux.iso"
 ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
 ide1:0.startConnected = "TRUE"
 ide1:0.autodetect = "TRUE"
--ホストOSのCD-ROMドライブをマッピング
 ide1:0.present = "TRUE"
 ide1:0.fileName = "auto detect"
 ide1:0.deviceType = "cdrom-raw"
 ide1:0.startConnected = "TRUE"
 ide1:0.autodetect = "TRUE"
~
***管理ツールの利用 [#z52f65c9]
-仮想ディスクの作成・拡張
仮想ディスクはVMWare Serverに含まれる、vmware-vdiskmanager.exeを用いて行う。IDEタイプの850MBの仮想ディスクの作成は次の通りである。
 vmware-vdiskmanager.exe -c -s 850Mb -a ide -t 0 myIdeDisk.vmdk
また、既存の仮想ディスクの拡張は次の通りである。
 vmware-vdiskmanager.exe -x 36Gb myDisk.vmdk
-仮想ディスクのshrink(圧縮)
VMWare toolを導入しない状態で仮想ディスクの不要領域を圧縮するにはvmwツールを利用する。(http://chitchat.at.infoseek.co.jp/vmware/indexj.html)
オプションはなしでvmshrinkを実行するのみである。

**ネットワーク [#i5952005]

 ethernet0.present = "TRUE"		# Networkアダプタの利用開始
 ethernet0.virtualDev = "e1000"		# デバイスの定義 
 ethernet0.connectionType = "custom" 	# 接続方式の指定
 ethernet0.vnet = "VMnet2"		# 割り当てる仮想Networkの指定
 ethernet0.addressType = "static"	# MACアドレスの指定
 ethernet0.Address = "00:50:56:00:da:0a"
 ethernet0.generatedAddressOffset = "1

***デバイスの定義 [#adb7c928]
VMwareのゲストOSにはIntel Gigabit Ethernet (e1000)もしくはAMD PCnet 10/100Mbpsのアダプタとして認識させることができる。
|ethernet0.virtualDev = "e1000"|Intel(R) PRO/1000 82545EM|
|ethernet0.virtualDev = "vmxnet"|PCnet/PCI II  79C970|

***ホストOS側のネットワークデバイス割り当て [#i4051b02]
VMware上のネットワーク設定はvmnetcfgツールにて行う。
&ref(ICON.PNG,,50%,nolink);''C:\Program Files\VMware\VNware Player\vmnetcfg.exe''

|VMnet0|ブリッジ用アダプタ(ホストOSのNICは自動選択)|
|VMnet1|VMware内とホストOSのみに閉じたネットワークアダプタ|
|VMnet2〜7|デフォルトは割り当てなし。手動でホストOSのNICを割り当て可|
|VMnet8|NAT用アダプタ|

-NATするケース
ホストOSをNATルータとして扱い、外部へはNATして接続されるためゲストOSのアドレスは外には漏れない。また、外部からゲストOSへ接続するためにはポートフォーワード設定を行う。
(ちょうどブロードバンドルータと同じような動きをする)
NATを利用する場合は、接続方式に''nat''を指定する。
|ethernet0.connectionType = |"nat"|
--NATのアダプタ確認
#ref(6.PNG,,50%,nolink)~

--ポートフォワード設定 - 外部からゲストOSに接続する設定(Option)
NATアダプタ確認画面において、「編集」ボタンをクリック。
NATの設定->ポート転送をクリック。
#ref(NAT1.PNG,,50%,nolink)~
ポートフォワードするゲストOS側のIPアドレスおよびポート番号を指定する。
#ref(NAT3.PNG,,50%,nolink)~

-ホストOSのNICをブリッジし直接、外部接続するケース
--ブリッジするNICを自動選択
ゲストOSをホストOSを介して外部にブリッジ接続する場合は接続方式に''Bridged''を指定する。ブリッジされるホストOSのNICはVMwareによって自動選択される。
|ethernet0.connectionType = |"bridged"|
~&ref(2.PNG,,50%,nolink);~

--ブリッジするNICを指定
ブリッジするNICを指定する場合はvmnetcfg.exeにてあらかじめ仮想デバイスに物理デバイスを割り当てを行い、接続方式をcustomとしブリッジさせる仮想デバイスを指定する。
|ethernet0.connectionType = |"custom"|
|ethernet0.vnet =           |"VMnet2"|
~&ref(3.PNG,,50%,nolink);~

-外部接続しないケース


**SMPを利用する [#m2ea0a22]
仮想プロセッサの数はnumvcpusで指定する。
 numvcpus ="2"

**シリアルポートを利用する [#n28a5d13]
ホストOSのシリアルポートをゲストOSに割り当てることができる。serial0.fileNameに割り当てるホストOSのシリアルポートを指定する。
 serial0.present = "TRUE"
 serial0.fileName = "COM9"
 serial0.hardwareFlowControl = "TRUE" 
VMの設定でシリアルポートを有効にした後に、VMのBIOSでシリアルポートを利用できるように設定する必要がある。browser-applianceはデフォルトではBIOSで無効になっている。「I/O Device Configuration」で行う。
#ref(vmware.bios.png,,50%,nolink)~
USBシリアルコンバータの場合、直接、USBデバイスをVMに割り当てることもできる。ホストOS上のシリアルポートを利用するケースとして、ホストOS上に搭載されているシリアルポートを利用する、内蔵モデムを利用する場合などが考えられる。
〜番外編〜
WindowsXPではIrDAポートを通常のシリアルポートとして利用することができない。そのため、IrCOMM2Kを利用しIrDAポートをCOMポートに割り当てる。これによりVM上からホストOSのIrDAポートをシリアルポートとして利用することも可能になる。
http://www.ircomm2k.de/
----
[1] http://www.vmware.com/download/player/
[2] http://www.vmware.com/vmtn/appliances/
[2] http://www.vmware.com/vmtn/appliances/directory/browserapp.html
[3] http://blog.yasaka.com/archives/2005/10/vmware_playervi.html
[4] http://www.rhathymia.net/blog/fedora_core_4_on_vmware_player
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